みやじーブログ

中古マンションリノベーション、ライフハックなどなど

NHK学生ロボコン、高専ロボコンの魅力

スポンサーリンク

f:id:miyaji778:20180701204738j:plain こんにちは、みやじーです。

皆さん、ロボコン知ってますか?
「聞いたことはある、テレビで時々やってるロボットが戦うやつでしょ?」
くらいの人が多いと思います。

私は父親の影響で子供の頃からロボコンファンです。
大学生の頃はロボコンサークルで、NHKの大会にも出たことがあります。

今日はそんな私が、ロボコンの魅力や、ロボコンの始め方、ロボットコンテストの観戦方法を ご紹介します。

ロボコンの種類

ロボコンは本当に様々な大会があり、大会ごとに決められたルールに従ってロボットを製作ます。
参加者は学生から社会人まで大会によって様々です。

ここでは、日本のロボコンの中でも有名な、NHKが主催する大学生向けロボコン(学生ロボコン)と高専生向けロボコン(高専ロボコン)の紹介をします。

大学生向け 高専生向け
大会名 NHK学生ロボコン 高専ロボコン
参加対象 全国の大学生&高専生 全国の高専生
大会形式 書類審査を通過した約20チームで国内大会(NHK学生ロボコン)を開催。優勝チームはABUロボコンという世界大会に出場できる。(ABUはアジア太平洋放送連合) 地区大会(北海道・東北・関東甲信越・東海北陸・近畿・中国・四国・九州沖縄)で選ばれた25チームが全国大会に出場できる。
参加チーム数 国内大会:24チーム(2018年)
世界大会:19チーム(2017年)
地区大会:124チーム(2018年)
全国大会:25チーム(2018年)
競技・ルールの概要 ・競技内容は世界大会の開催国にちなんだもので毎年変わる
・自動ロボットと手動ロボットが協力するルールが一般的
・競技内容は毎年変わる
・手動ロボットが主体のルールが一般的

www.official-robocon.com

学生ロボコンは、大学生が中心で自動ロボットが特徴です。
ボタン1つでキビキビと仕事をこなすロボットの姿は、本当に見ていて気持ちがいいです。

自動のバドミントンロボット
f:id:miyaji778:20180701204810j:plain

高専ロボコンは学生がロボットを操縦する手動ロボットが中心で、操縦者の腕がかなり重要です。
また、ほぼ全ての高専が参加しているので、面白いアイディアのロボットが見れたり、派手な装飾をしたロボットがあったりなど、高専生ならではの面白さもあります。

ロボコンに参加する魅力

理系の学生は将来何らかの「ものづくり」に関わる仕事をする人が多いです。
目に見えるもの以外にも、システム作りなども、広い意味でのものづくりです。
この「ものづくり」を最初から最後まで経験できることが、ロボコン参加の最大の魅力です。

ロボコン活動を通して、具体的にどんな能力が身に着くのか考えてみました。

  • [STEP1] どんなロボットを作るか決める
    ロボコンのルールが発表されると、どんなロボットを作るか決めなければなりません。
    ここで求められるのが、柔軟な発想力です。
    どういう技術を使えば早いのか、正確なのか、面白いのかを真剣に考えます。
    普段見ているクレーン車やエレベータなどの構造に興味を持ったり、ホームセンターにあるいろんな素材に興味を持って、ロボコンに活かせないかな?と考える発想力が大切です。

  • [STEP2] ロボットを設計する
    どんなロボットを作るか決まったら、紙の上やパソコン上で設計図を作ります。
    ここで大切なのが、技術力自分で学習する力です。
    物理の公式を使って機体の設計をしたり、電気の法則を使って回路設計したり、プログラム構造の知識を使ってプログラム設計を行います。
    学校で習う基礎的な学力はもちろん、学校で習っていないことでも、ネットや雑誌を見ていろんな知識を自分から吸収することが求められます。

  • [STEP3] ロボットを製作する
    製作段階では設計図に従って部品を加工して機体を作り、電子部品を半田付けして回路を作り、パソコンでプログラムをします。
    ここではものづくりにおける教科書には載っていない無数の問題に対応する力が身に付きます。
    部品加工の精度が悪かったり、電気回路のノイズなど設計するときには考慮できていなかった問題にいくつもぶち当たります。
    これを一つ一つ解決していくことで、次回設計するときに気を付けることがどんどん蓄積されていき、良い設計ができる技術者になれます。

  • [STEP4] テストする
    本番と同じようなフィールドを作って、ロボットが狙い通りに動くのかテストします。
    ここで必要になるのが、論理的に考える力です。
    例えばロボットがまっすぐ走らず曲がってしまうとき、原因がタイヤやモーター取り付けのハードウェアにあるのか、モーターに電流を送る回路にあるのか、電流を制御するプログラムにあるのかを突き止めなければなりません。
    それぞれを個別で動作確認したり、条件を変えてテストすることで、原因を特定することが必要で、まさに論理的に考える力が身に付くのです。

ここに書いた力は、ロボコンを始める人が持っていなければならない力ではありません。
ロボコン活動を真剣に取り組めば、身に付く力です。
これらの力を学生のうちに身に着けることは、社会に出てからも大きなアドバンテージです。
ロボコン卒業生はモノづくり企業で大活躍しています。

ロボコン活動に参加するには?

  • 中学生、高校生の皆さん
    大学や高専でロボコンやりたいなら、理系科目をしっかり勉強しましょう。
    高校の物理の教科書レベルはロボコンのスタートラインです。
    プログラミングや電子工作を趣味でやるのもいいですね。

  • 大学生の皆さん
    ロボコンサークルに入りましょう。
    どこの大学にロボコンサークルがあるかは以下ページで過去の出場校を見ると手っ取り早いです。
    NHK大学ロボコン - Wikipedia
    ただしサークル名にロボコンが入っているとは限りません。東大はRobotechという名前です。
    「大学名 ロボコン」でネット検索する方が確実です。
    うちの大学にはロボコンサークルがないよという貴方、自分で立ち上げちゃいましょう。
    工学部の機械・制御系あたりの教授を味方につけると早いです。
    大学公認なんて後回しで良いので、仲間と先生と場所を確保することが先決です。
    NHK学生ロボコンへの出場が決まってしまえば大学は後から公認してくれます(体験談)
    ある年の学生ロボコンの機体 f:id:miyaji778:20180701204838j:plain

  • 高専生の皆さん
    ロボコン部に入りましょう。
    Wikipediaによると全国全ての高専にロボコン活動をしている部活があるようです。

ロボコン観戦の魅力

ロボコンは作るのも面白いですが、観戦するのもとても面白いです。

  • ロボットを見よう
    生で動くロボットを見てください。
    大きな機体がキビキビ動く姿、大きなボールを投げる強力なアームなど、見所たくさんです。
    同じボールを投げる動作だけでも、アームを使ったり、バネをつかったり、仕組みの違いを楽しめます。

  • 人を見よう
    自動ロボットはボタンを一つ押せば、全自動で動くもの・・・ではありません。
    スタート準備のために、慎重にスタートエリアにロボットを置いたり、競技の途中で機体が止まったらリトライの準備をすぐにしたりなど、人間がやることがたくさんあります。
    その一つの動きが勝敗を決することも少なくありません。
    手動ロボットの操縦者は、自動ロボット並みのスピードと正確性がないと、優勝はあり得ないため、ものすごい集中力が求められます。
    本当にスポーツの世界です。
    彼らの真剣な眼差しを見てください。

ロボコンを観戦するには?

大学生向け「学生ロボコン」と「高専ロボコン」の地区大会、全国大会の3つに分けて、大会の概要をお伝えします。

大学生向け 高専生向け(地区大会) 高専生向け(全国大会)
大会名 NHK学生ロボコン 高専ロボコン(地区大会) 高専ロボコン(全国大会)
開催時期 毎年6月上旬 地区大会:毎年10月〜11月 全国大会:毎年11月
開催場所 東京(大田区総合体育館) 地区大会:各地の高専 全国大会:東京・国技館
観覧応募時期 4月から5月 8月から9月 10月ごろ
観覧応募方法 ネットからの応募。NHK学生ロボコンホームページで詳細が発表される。 往復葉書での応募。高専ロボコンホームページで詳細が発表される。 往復葉書やネットでの応募。高専ロボコンホームページや開催する高専のホームページなどで詳細が発表される。

観戦応募するときの注意点

  1. 1通の入場券で入れる人数に注意しましょう。
    学生ロボコンは1通2人までが多いですが、高専ロボコンは1通1人の場合もあるようです。

  2. 当選確率に注意しましょう。
    学生ロボコンの場合は1倍から2倍の確率のようです。

学生ロボコン観戦記

2018年の学生ロボコンを東京まで観戦に行ってきました。
簡単に当日の流れを書いておきます。

10:00 受付開始
会場の大田区総合体育館に到着です。
大きな看板がお出迎えしてくれます。 f:id:miyaji778:20180701205741j:plain

入場券はこれです。写真を忘れたのでTwitterの投稿から拝借します。

これを一般受付に並んで座席指定券に交換します。 f:id:miyaji778:20180701211434j:plain 座席の希望は受け付けてもらえません。
10人までなら一つのブロックにまとめてもらえます。

12:00 入場
近くでランチを済ませてから入場しました。
2階席の角の方であまりいい席ではありませんでしたが、充分見やすいです。

会場からの眺め f:id:miyaji778:20180701204918j:plain

12:30 開会式
選手入場、選手宣誓、ルール解説と開会式が進みます。

13:00 試合開始
学生ロボコンは予選リーグ戦と決勝トーナメントに大きく分かれます。
13:00〜16:00 予選リーグ(途中休憩1回あり)
16:30〜17:30 決勝トーナメント

応援していた母校・名古屋工業大学は予選リーグは勝ち上がり、決勝トーナメント1回戦で敗れベスト8でした。
自分たちの狙っていた動きは出来ていたけど、相手がそれ以上に強かったという感じでした。
自分たちの狙い通りにロボットを動かすことは、出場校の半分くらいしかできない難しいことです。
よく頑張ってくれました!

優勝は東京大学!圧倒的なスピードと正確性で順当に優勝しましたね。
世界大会(ABUロボコン)でも優勝狙って頑張ってもらいたいです。

17:30  閉会式
優勝、準優勝、特別賞など各賞の表彰が行われます。
18時過ぎには終了しました。

終わりに

ロボコンは1988年に日本で生まれて、2018年に30周年になりました。
今ではABUという世界大会まで開かれるようになり、世界中の学生が戦っています。
未来のセカイをつくるのは、彼らエンジニアの卵たちです。
こんなロボコンの世界を、一人でも多くの方が応援してもらえたらと思います。